出産の時のこと(1)
出産の時のこと、忘れないうちに残しておこうかな。
だんだん記憶って薄れていってしまいそうだから。
出産予定日が1週間過ぎたというのに、出産の兆候にみられる”おなかの張り”や”おなかの位置が下がる”といったことが、自分では変化が感じられてはいなかった。
「たくさん歩いてね〜。雑巾がけもやるといいよ。もうお腹の子はかなり成長してるし難産は覚悟しなかんで、少しでも早く出した方がいいからね。」
そんな言葉を朝の診察に言った時に、看護士さんからもらったにもかかわらず、その日、母が「散歩いこうよ。」って言ってくれても、「なんかね〜、行きたくないんだ〜。」としぶっていた。・・・でも、私がこんなんじゃ、産まれてこようとしていても出てこれないよな
pm3:00
思いなおして母と3時散歩に出る。
階段の上り下りをいつもよりハードにこなす。
すると、尿とは違うことはあきらかだけれど、水が少し流れた感じがした。
”もしかして、破水?”
・・・・・普段お腹の中の赤ちゃんは、外からの衝撃や菌から羊水(ようすい)という水のクッションに守られているのだけれど、その羊水が陣痛(じんつう)という出産の兆候の前にお腹の中から出てしまうと、胎児は外界と直接に接することになり、感染の危険が生じたり、衝撃が強打となって伝わることになります。・・・・・
産前に病院で”陣痛前に起こる破水には2パターンで、チョロチョロと出る時と、一気にザバーっと出てしまうのと。どちらにしても、赤ちゃんが危険な状態になるのですぐに入院の準備をして病院に来てください。”と言われたいた。
これはきっとチョロチョロタイプだな・・・すぐに帰ろう。
母にそのことを伝えたら「うっそ、ほんと?」心配そうな顔。
私は、すぐに父に電話連絡して車で迎えにきてもらう。
家に着き、病院に連絡する頃には、水もなんだか止まったのだけど、入院の準備をして両親と私の三人で病院に向かった。
両親が「いよいよなのかなぁ。」「ドキドキするなぁ。」「あわてちゃいかん、こういう時こそ安全運転や。」なんて話しながら病院に向かう中、私は羊水は無色透明なのだけれど、さっき流れた水には鶯色の色がついていたことが気になって、そのことをずっと考えていた。
pm5:00
病院につく。さっきのような破水は自然に止まった。
検査をしたけれど、破水が止まり、子宮口もまだ開いていないので自宅に帰って様子をみてください。と言われた。
「なんだか、すみません。」
頭を掻きながら会計を済ませ、自宅に戻る。
pm6:00
ちょっと拍子抜けした感じがいささか心地よく安堵した様子の両親。
父「今日は、呑んでも大丈夫やな。病院いって帰っていいっていわれたんやで。」
母「そうやな、今日は思い切り呑めるね、お父さん。」
んんん??どうして???
今日こんなことがあったから、きっと近いと思うんだけど。。。ま、いっか(^−^)
出産予定日10日前から、いざという時に運転していかなくちゃいけないんだからと、母から大好きなお酒を止められていた父。結果予定日より1週間おくれているからトータル17日間お酒を呑んでいない父。
とても、今日また病院に向かうことになりそうだとは言えなかった。
pm8:00
夕食を終え、クイズ番組を見ていた。
再び、散歩の時に感じた時と同じように水が流れたのを感じた。トイレに行く。トイレに座った途端、その水が止まらなくなって本格的に破水がきたと確信した。部屋に戻り、そのことを告げようとした時、父はクイズ番組でやっていた問題の答えを、手を振りかざしながらテレビに向かって嬉しそうに叫んでいた。その背中を見ながら、破水したから今から病院にいくねとは、またもやとても言いにくかった(笑)
だんだん記憶って薄れていってしまいそうだから。
出産予定日が1週間過ぎたというのに、出産の兆候にみられる”おなかの張り”や”おなかの位置が下がる”といったことが、自分では変化が感じられてはいなかった。
「たくさん歩いてね〜。雑巾がけもやるといいよ。もうお腹の子はかなり成長してるし難産は覚悟しなかんで、少しでも早く出した方がいいからね。」
そんな言葉を朝の診察に言った時に、看護士さんからもらったにもかかわらず、その日、母が「散歩いこうよ。」って言ってくれても、「なんかね〜、行きたくないんだ〜。」としぶっていた。・・・でも、私がこんなんじゃ、産まれてこようとしていても出てこれないよな
pm3:00
思いなおして母と3時散歩に出る。
階段の上り下りをいつもよりハードにこなす。
すると、尿とは違うことはあきらかだけれど、水が少し流れた感じがした。
”もしかして、破水?”
・・・・・普段お腹の中の赤ちゃんは、外からの衝撃や菌から羊水(ようすい)という水のクッションに守られているのだけれど、その羊水が陣痛(じんつう)という出産の兆候の前にお腹の中から出てしまうと、胎児は外界と直接に接することになり、感染の危険が生じたり、衝撃が強打となって伝わることになります。・・・・・
産前に病院で”陣痛前に起こる破水には2パターンで、チョロチョロと出る時と、一気にザバーっと出てしまうのと。どちらにしても、赤ちゃんが危険な状態になるのですぐに入院の準備をして病院に来てください。”と言われたいた。
これはきっとチョロチョロタイプだな・・・すぐに帰ろう。
母にそのことを伝えたら「うっそ、ほんと?」心配そうな顔。
私は、すぐに父に電話連絡して車で迎えにきてもらう。
家に着き、病院に連絡する頃には、水もなんだか止まったのだけど、入院の準備をして両親と私の三人で病院に向かった。
両親が「いよいよなのかなぁ。」「ドキドキするなぁ。」「あわてちゃいかん、こういう時こそ安全運転や。」なんて話しながら病院に向かう中、私は羊水は無色透明なのだけれど、さっき流れた水には鶯色の色がついていたことが気になって、そのことをずっと考えていた。
pm5:00
病院につく。さっきのような破水は自然に止まった。
検査をしたけれど、破水が止まり、子宮口もまだ開いていないので自宅に帰って様子をみてください。と言われた。
「なんだか、すみません。」
頭を掻きながら会計を済ませ、自宅に戻る。
pm6:00
ちょっと拍子抜けした感じがいささか心地よく安堵した様子の両親。
父「今日は、呑んでも大丈夫やな。病院いって帰っていいっていわれたんやで。」
母「そうやな、今日は思い切り呑めるね、お父さん。」
んんん??どうして???
今日こんなことがあったから、きっと近いと思うんだけど。。。ま、いっか(^−^)
出産予定日10日前から、いざという時に運転していかなくちゃいけないんだからと、母から大好きなお酒を止められていた父。結果予定日より1週間おくれているからトータル17日間お酒を呑んでいない父。
とても、今日また病院に向かうことになりそうだとは言えなかった。
pm8:00
夕食を終え、クイズ番組を見ていた。
再び、散歩の時に感じた時と同じように水が流れたのを感じた。トイレに行く。トイレに座った途端、その水が止まらなくなって本格的に破水がきたと確信した。部屋に戻り、そのことを告げようとした時、父はクイズ番組でやっていた問題の答えを、手を振りかざしながらテレビに向かって嬉しそうに叫んでいた。その背中を見ながら、破水したから今から病院にいくねとは、またもやとても言いにくかった(笑)
Comments
出産ドキュメンタリー、もう数ヶ月前の事とは言え
読みながらすっごいドキドキしました〜
続き気になります!!
オーリー&ジュニアの運命や如何に!?
ほんとドキュメントっすね。
もう未知なる世界っすね。
このあとの「父」のリアクションが気になる。。。
ドキドキ。
聞きたかったよ〜。これから壮絶なるお話が繰り広げられるのね〜。ドキドキ。
一気に読んで、続きかよっ!って(笑)
面白い。ゴトカンさんと同じくして、おとんのこの後が気になる〜。
つづくを楽しみにしてます。
こんなドキュメントなかなか聞けないから。よく大変だとは聞くけれど。
私が緊急帝王切開する前に主治医の先生が『同じお産はひとつもありません。自然分娩をさせてあげたかったけど、こうゆう事もあります。でも帝王切開だって、お母さんも赤ちゃんも産む事産まれる事を頑張るっていうのは同じです。』って言われたよ。
がっつり記録残して下さい!!
でも、いいなぁ〜、お父さん愛だなぁ〜。
私も10日以上遅れたけど、旦那が禁酒した日なんて何日あったかしら。。。
続き楽しみにしてるね!
おひさしぶりです(^u^)/
もうすぐ5ヶ月前のことになるのですね。。。
5カ月前の出産のことは、今でも鮮明に覚えています。覚えておかなくちゃとも思っていたので、余計に細かなところまで。
産まれてくるとこまで書くのに時間がかかりそう(笑)
ゴトカンさん
父、ホント笑わせてくれるんですよ、こんな時まで。
父のあの時の背中は、私の中ではハッキリとした映像で残っています。
わざとじゃなく、真面目な人なので余計に笑えるんですよね。。
未知なる世界を、どうぞ一緒に体験してください(^−^*)
遅くなりました。ペコリ。
でも、どこまでリアルに話していいものか悩むところです。
男性や、出産未経験の方にはかなり衝撃的な内容だと思うので。
でも、”大変”という言葉だけでは片付けられないので、私なりに感じたことを言葉にしていこうと思っています。
む、難しい。。。
PONPONさん
ハハハ。
頑張って父が禁酒した17日間の意味が、ガラガラと音をたてて崩れていくのを、肌で感じました(笑)
この時は父だけでなく、母も呑んで真っ赤な顔してましたからね。
この後の私の告白で2人がどうなるかは、きっとお察しのとおりです。
まぁ、ハプニングはつきものですから。こういうハプニングで、まだ良かったという感じです。今は笑い話に出来ることですから。ありがたいです。
続きを早く書きたいのに、なかなか難しい。パソに向かうと、寝ていたはずのぼっちゃんが目を覚まして泣いたり・・。タイミングをみはからってなるべく早く続きを報告しますね!
エーコさん
そうだよ、そうだよぅ。
出産は1人1人違うね。
同じ出産なんてないし、どんな出産もチビもママも頑張って大変だもの(>0<)
産んでみて、それをすごく実感したよ。
いろんな人の出産の話を聞いても、すごく自分のことのように痛みや辛さ、大変さを、出産前よりもっと感じるようになった。
帝王切開も自然分娩も、チビをこの世に出してあげられる、唯一の方法だもの。変わりはないわ。
え〜!!旦那くん、禁酒しなかったの〜?それは、軽く呼び出しだわ(`へ´)
私は、父だから「呑んでもいいんよ、タクシーでいけばいいんだから。」って言ってたけど、旦那くんだったら、頑張って禁酒してて欲しかったもん。