ハイデルベルク城 ドイツ6
ハイデルベルクに着き、早速丘の上に聳え立つ、この街のシンボル「ハイデルベルク城」へ。その褐色の荒城の全景を目にした時の衝撃はとても大きかった。
<簡単にハイデルベルク城のご案内>
この城は1300年頃に起工されて以来、ヴィステルバッハ家の居城として代を重ねながら拡張されてきた。それから代々の王がその時々の流行の建築様式を取り入れて建てていき、出来上がった建物に自分の名前をつけている。王の権力の象徴であり、同時に彼らの芸術意識の表現でもあった。
その後、30年戦争で城も町も旧教側の軍隊によって破壊され、1689年にはオルレアン継承戦争でフランス軍の砲撃と火薬を仕掛けての爆破により見る影もなく破壊された。現在もこの時の破壊の跡は残してある。
その後改修工事が行われていたのに、落雷によりハイデルベルク城は再び炎上してしまい、こうやって何度も建て直せないのは天命だからだと考え、修復工事は中止されてしまう。
幸い第二次世界大戦では戦火を免れ、19世紀になり、城の全面的な再建は行わないにしろ現存する建物を保存する形での再建が行われ、今も多くの有名人や観光客に愛されていにしえの姿を伝えつづけてている・・。
初めて見る異国のお城。
難しいことはあまりよくわからないけれど、お城の中にある門をはじめ色々な物にひとつひとつストーリーがあって、それも一緒に語り継がれている事がとても面白かったよ。
■エリザベスの門
別名「一夜の門」と呼ばれる。
ルードヴィッヒ5世が、最愛の妃エリザベスの為にたった一晩で作り上げた門。
この庭はエリザベスのお気に入りの散歩道で、彼女は毎朝ここを歩いていた。
誕生日の朝、いつものように散歩をしていると昨日までなかった門があり、
それが妃を驚かせ喜ばせるために造られた王からの誕生日プレゼント。
この時代の政略結婚としては珍しく、大変仲のよい夫婦だったらしい。
そんな二人にあやかりこの門をバックに写真を撮ると、恋人同士なら結ばれ、夫婦ならいつまでも幸せに暮らせるそうである。逆から門をくぐると・・別れられるとか、そうでないとか。おそろしやおそろしや。
■魔女の噛み輪
城の城門を造った時に、あまりの丈夫な門構えに自信を持ち世に知らしめたいと思った当時の王が、「この鉄の輪を噛み切った者がいれば、その者にこの城を明け渡す」
と布告をだした。我も我もと大勢の者が試みに来たが、誰一人として噛み切ることはできなかった。最後に魔女の番となりガブッと一噛みして、噛み跡は残ったものの噛みちぎることは出来なかった。それくらい丈夫な門であったと伝えられている。
■プレイボーイの足跡
テラスの中央あたり、建物よりの床に足跡がある。
伝えによると、いつもは仲のいい王様と妃だったが、王様があまりに浮気をするので頭にきた妃が復讐をしようと、王が狩りに出た留守中に若い騎士を部屋に呼び込んだ。
ところが狩りに出たはずの王が急に帰ってきてしまい、慌てた騎士は鎧をつけたまま妃の部屋の窓から飛び降りた。
その時にできた足跡がこれで、この足形に足がぴったり合う人は、プレイボーイの末裔と言われる。
・・・わたしの旦那くんは冗談のようにガイドさんに勧められ、足跡に自分の足をのせた。
ガイドさんもツアーの仲間も一瞬固まった。ぴったりだった。
(`∀´)オーイッ!! 笑って突っ込みいれたよ。まわりの日本人観光客に笑われました。
■ワインの番人ペルケオの像
お城の中の長さ8.5m直径7mの大きさで、22万リットルのワインが貯蔵できる大きなワイン樽を見学できた。
ふつうのワインの瓶、30万本分。実際にワインを入れた木製の樽として、世界一の大きさ。昔は税金をワインで納めることができたので、こういう大きな樽が必要だったらしい。
当時、城では一日平均2000リットルのワインが消費されており、城の地下には、常時70万リットルのワインが貯蔵されていた。
ここに立っている像は、宮廷の道化師で樽の番人でもあった「ペルケオ」。
ペルケオはイタリアの出身でワインが大好き。大変な酒飲みで、人をからかったり、仕掛けでご婦人方を驚かせ、失神したご婦人を介抱するのが楽しみだったとか。とにかく番人ということをいいことに呑みまくっていたらしい。
「吹けば飛ぶような小男のくせに、飲みっぷりは大男そこのけ」と詩人シュッフェルがそのことを詩っている。
ペルケオは一日18本ものワインを一人であけていたくらいワインばかり呑んでいたところ、あるとき人から身体を気遣い勧められたたった一杯の水が原因で死んでしまったそうである。
彼にとってワインは一番身体にいいモノだったのかもしれないね。
城の城門を造った時に、あまりの丈夫な門構えに自信を持ち世に知らしめたいと思った当時の王が、「この鉄の輪を噛み切った者がいれば、その者にこの城を明け渡す」
と布告をだした。我も我もと大勢の者が試みに来たが、誰一人として噛み切ることはできなかった。最後に魔女の番となりガブッと一噛みして、噛み跡は残ったものの噛みちぎることは出来なかった。それくらい丈夫な門であったと伝えられている。
■プレイボーイの足跡
テラスの中央あたり、建物よりの床に足跡がある。
伝えによると、いつもは仲のいい王様と妃だったが、王様があまりに浮気をするので頭にきた妃が復讐をしようと、王が狩りに出た留守中に若い騎士を部屋に呼び込んだ。
ところが狩りに出たはずの王が急に帰ってきてしまい、慌てた騎士は鎧をつけたまま妃の部屋の窓から飛び降りた。
その時にできた足跡がこれで、この足形に足がぴったり合う人は、プレイボーイの末裔と言われる。
・・・わたしの旦那くんは冗談のようにガイドさんに勧められ、足跡に自分の足をのせた。
ガイドさんもツアーの仲間も一瞬固まった。ぴったりだった。
(`∀´)オーイッ!! 笑って突っ込みいれたよ。まわりの日本人観光客に笑われました。
■ワインの番人ペルケオの像
お城の中の長さ8.5m直径7mの大きさで、22万リットルのワインが貯蔵できる大きなワイン樽を見学できた。
ふつうのワインの瓶、30万本分。実際にワインを入れた木製の樽として、世界一の大きさ。昔は税金をワインで納めることができたので、こういう大きな樽が必要だったらしい。
当時、城では一日平均2000リットルのワインが消費されており、城の地下には、常時70万リットルのワインが貯蔵されていた。
ここに立っている像は、宮廷の道化師で樽の番人でもあった「ペルケオ」。
ペルケオはイタリアの出身でワインが大好き。大変な酒飲みで、人をからかったり、仕掛けでご婦人方を驚かせ、失神したご婦人を介抱するのが楽しみだったとか。とにかく番人ということをいいことに呑みまくっていたらしい。
「吹けば飛ぶような小男のくせに、飲みっぷりは大男そこのけ」と詩人シュッフェルがそのことを詩っている。
ペルケオは一日18本ものワインを一人であけていたくらいワインばかり呑んでいたところ、あるとき人から身体を気遣い勧められたたった一杯の水が原因で死んでしまったそうである。
彼にとってワインは一番身体にいいモノだったのかもしれないね。
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