ゆがんだトラウマ
最近ひだ牛乳のんでないなぁ〜。マカシラ・ハログナのお店があった時は、ひだ牛乳の瓶牛乳を入荷していたから飲めたのだけれど・・・。
ひだ牛乳は、小さい頃から飲んでいて濃厚で甘みがあるから大好き。
名古屋でも自然派食品を扱うお店や中日ビルの中では扱っているらしいから、たまに購入できるけど毎日と言うわけにはいかない。
わたしはご飯に牛乳でOKの人間。
カレーに、チャーハンに、から揚げに、羊羹に、ケーキに、やきそばに、お供はいつも牛乳なのだ。それくらい牛乳がすき☆
と書いていて、ひとつ思い出したことがある。
ある日、小学校の給食で「ミルクファイバーライス」という新メニューが出た。
食べ終わったあとに、アンケート用紙に感想を書いてもらい検討するという企画らしい。
ご飯が白い牛乳で炊き込んであり、その中に貝類とかにんじんとかも煮込み入っていて、その上さらに冷たい牛乳がぶっかけてあるといったものだった。
クラスメイトは口々に、「おえ〜、なんじゃこりゃ〜」と言いながら表情をゆがめ、ある程度口にした後残していた様子。
いくら牛乳好きの私も、かなりビミョーと思いながらも、残すことは性格上できなかったのでキレイにたいらげてしまった。
次の日、教室にいったら誰もいなくて、始業のチャイムが鳴って席についたのは私の他に2人だけ。
先生が血相を変えて走って入ってくるなり、
「あなたたち、体は大丈夫?」
「へ?」
「昨日のミルクファイバーライスで食中毒が出たらしいのよ。 みんな、おなかが痛いんだって。あなたたちはなんともない?」
そんなことを聞いたら、何事もなかったかのように脳天気に登校してしまった自分がとてもはずかしく思えてきた。 3人は、
「そういえば・・おなか・・・痛いような・・気持ちも・・わるいような・・」
と、おなかのあたりをさすりはじめた。
あとで聞いた話では、食中毒はミルクファイバーライスの中に入っていた牡蠣が原因だったらしい。
私以外の2人は、いつも牛乳が苦手だったからあの日のミルクファイバーライスなんぞには拒絶して全く口にしなかったらしい。
私はといえば、みんなが
「牡蠣なんて入って贅沢やけど、そのまま食べたいっつうのな!」
って言っているのを聞いて、
「どこ?どこ?どこに牡蠣なんて入ってるのさ〜」
と探しながら食べて最後まで見つけることは出来なかった。
アンケートの感想にも、「私のお皿には1個も牡蠣が入っていませんでした。もっと牡蠣を増やしてください。」と書いた。
3人は食中毒に、なるはずもなかったのだ。
たぶんそのことがトラウマでそれから私は牛乳ではなく、牡蠣が食べれなくなってしまった。
ゆがんだトラウマ。
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